天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

箱根駅伝復路

一位で走る青山学院大学の走者

 正月二日は、桜木町みなと未来のクイーンズ・スクェアに寄って買物。大勢の人達が、福袋を求めたり、食事をしたりで汗をかくほど。帰宅途中の東海道は、箱根駅伝往路の交通規制の影響が出て、のろのろ運転になった。三日は、例年のように箱根駅伝復路を家でテレビ観戦し、家の近くにきたら路傍に出てデジカメに撮影した。


  ほしきもの決まらずうろうろするばかり正月二日
  ポケモンの店


  三万円分の品物入つてる一万円にて売る福袋
  笛太鼓チャンチキ鳴らす獅子舞に人のあつまる
  クイーンズスクェア


  いつしかに高層マンション立ち並ぶみなと未来を
  訪ひてあやぶむ


  三十分前に路傍に立ちて待つ復路の箱根駅伝走者
  襷とり迫れる走者を見捨てたり無情なりけるくりあげ
  スタート


  ランナーの襷わたさむ五秒前くり上げスタートの号砲
  鳴れり


  走者きて倒れ込んだる中継所襷をわたす走者はあらず
  不動坂、押切の坂、權太坂 名前ゆかしき箱根駅伝
  給水のペットボトルを二本もち併走しつつはげまし渡す
  天心にのぼりきたりて春陽は路上の走者の影を濃くせり
  倒れ込む走者の肩にタオルかけ「お疲れさん」と主将
  ささやく


  三十九年ぶり青山学院大学箱根駅伝完全優勝