わが愛飲酒(続)
「2018-03-21 わが愛飲酒」の続きである。今回はラム酒について。
ラム酒と言えば、海賊や海軍兵など船員に特有の飲み物というイメージがある。それもそのはず、カリブ海の海賊たちの物語の中に登場する酒が言えばラムであった。種類は現在、100種ほどもあるという。もともと西インド諸島が原産地と考えられている。サトウキビの廃糖蜜または絞り汁を原料として作られる蒸留酒である。サトウキビに含まれるショ糖を酵母でアルコール発酵させてエタノールに変えた後、蒸留、熟成することで作られる。
ブランドは多いが、コンビニで買ってきたものは、マイヤーズ (Myers's)(ジャマイカ)であった。
そのむかしカリブの海の海賊が精力つけしラム酒なりけり
ジャマイカのラム酒を買ひぬ原料は砂糖黍にて濃き甘き味
テキーラとラム酒の味を飲みくらべ甘味の濃きはラム酒と知りぬ
ラム酒よりテキーラが合ふわが好み砂糖黍より龍舌蘭が
原料は龍舌蘭とふテキーラをわが延命の糧となさむか
蒸留酒を好むといへど原料に左右されたりわが買ふ頻度
[注]テキーラ
メキシコ国内のハリスコ州とその周辺で、竜舌蘭から造られる蒸留酒。メスカルの一種。
名前の由来となったハリスコ州の町サンティアゴ・デ・テキーラの特産品。