天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

鵲の橋

bing.comより

 七夕に彦星と織姫が天の川で逢う際に、カササギが翼を並べて橋渡しをするという。男女の仲の橋渡しの比喩にもなる。


  たなばたの扇の風に霧晴れてそら澄み渡る
  鵲の橋       新撰朗詠集・清原元輔
               
  かささぎの渡せる橋におく霜の白きを見れば
  夜ぞふけにける   新古今集大伴家持
               
  天の河浅瀬ふむまにふくる夜をうらみぞ渡る鵲の橋
            続後撰集藤原行能


カササギはカラス科の鳥。日本では、佐賀平野を中心に北九州に生息する天然記念物。次のWEBに各種の画像が載っている。右上の画像もそこから借りてきた。
http://www.bing.com/search?q=%E3%82%AB%E3%82%B5%E3%82%B5%E3%82%AE&form=QBRE&filt=all