2009-12-23 真弓、檀 ニシキギ科の落葉小高木。昔、弓の材にしたことから名前がついた。山錦木とも。秋になってつける実は角ばって淡紅色に熟し、裂けて赤い種子を出す。 陸奥の安達太良真弓弦着けて引かばか人の吾を言なさむ 万葉集・作者未詳 淡紅の苞裂けて朱美あらはれぬめでたき山づと檀ひと枝 窪田章一郎 弓つくる檀の秋のこまかき実花かとやさし淡紅の房 窪田章一郎 紅葉には早き真弓の木の皮も鹿が好むと山に来て知る 府川富造