天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

横浜中華街

關帝廟

 安政6年(1859)、横浜の開港に伴い、外国人居留地が造成され、欧米人とともに中国人も来住した。横浜と上海、香港間に定期船航路が開設されると貿易商も増え、居留地の一角に関帝廟、中華会館、中華学校などが建てられた。これが中華街の原型である。現在の東西南北には、朝陽門、延平門、朱雀門、玄武門がある。他にも善隣門、天長門、地久門などがある。關帝廟は何度も火災に遭いながら再建されてきた。
 春節は中国の旧暦元旦で、一年の内で最も重要な祭日。今年は、二月十四日に当たり、例年のように盛大なイベントが催されたようだが、まだ一度も見に行っていない。今回訪れたのは、五日後である。でもお祭り気分は続いていた。


     春節の言葉はなやぐ中華街
     春節に開運祈る關帝廟
     春節は東西南北門の内
     
  東海の涯の島まで運ばれて春節に売るチベットの塩
  春節の店先に積むうす紅き石と凝りたるチベットの塩