天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

水菜

大船フラワーセンターにて

 各種あるが、京都ではアブラナ科の蔬菜をさし、これを関東では京菜と呼ぶ。漬物や煮物にして食べる。壬生菜は近縁種。春の季語。傍題に京菜


     水菜採る畦の十字に朝日満ち  飯田龍太
     夕空の晴れて京菜の洗ひたて  きくちつねこ
     一束の水菜うつくし旅の町   鳥羽とほる
     下京の水菜も薹の立ちにけり  清水基吉
     下京や月夜月夜の水菜畑    庄司圭吾