天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

あしたば

大船フラワーセンターにて

 関東の太平洋岸や伊豆七島の海岸にはえるセリ科の一年草。若葉は食用になる。以前に大島に行った時、旅館の夕食に天麩羅として食べたのが印象に残っている。葉を今日摘んでも明日にはすぐ葉が出るところからこの名前がついた。従って漢字では明日葉と書く。


  きのふけふ明日葉食みてその緑濃きことつんと身に澄む卯月
                      今野寿美
  明日葉の青く茎立つ地のうへに仕事疲れのまなこを癒やす。
                      内田紀満