2015-08-31 ニンニク ユリ科の多年草。中央アジアが原産地と言われ、日本には十世紀以前に伝わったとされる。当初は薬に使われた。現在では各種の料理に用いられる。俳句では春の季語。「ひる」とも言い、漢字では、蒜、葫などを当てる。 蔵王背に蒜洗ふ夕まぐれ 蓬田紀枝子 恋の日は愛し蒜の根をふとく 赤尾兜子 にんにくの茎は右と左にカーブしておりカーブするのがうまし 高瀬一誌 餃子食べし美人と前後し店を出るきみもニンニクわれもにんにく 岩田 正 照りながら降りくる時雨にんにくのにほひする人が神を説きゆく 真鍋美恵子