天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

利休梅(りきゅうばい)

横浜市俣野別邸庭園にて

 中国原産のバラ科の落葉低木。庭木や切花・茶花用に植えられる。楕円形の葉は薄く互生する。五、六月に新しい枝の先に白色五弁花を総状に開く。日本に入ってきたのは、明治時代末。なのに利休という名前がついているのは、茶道の茶花として利用されることが多いせいか。別名に「梅花下野」、「梅咲き空木」。



  利休梅坂のなかばに盛れると午後の曇りに見て
  くだりたり            高嶋健一