イチロー大活躍(続)
5月24日、再び信じられない光景を見た。22日のナショナルズ戦で五打席四安打したイチローが、今度はタンパベイ・レイズとの二試合目で五打席四安打の成績をあげたのである。この試合はマーリンズが7対6の接戦を制した。アメリカ・メディアのイチローにそそぐ視線が熱くなってきている。今後はマッテングリ監督もイチローを先発で起用する回数が増えるはずである。
イチローは、四十歳を過ぎて活躍することを話題にされるのが嫌いである。日々の鍛錬により衰え知らずの負傷しない身体を作ればよい、年齢など関係無い、と言いたいのだろう。
ただしイチローといえども好調が長続きはしない。25日の試合も先発したが、ノーヒットに終った。人間の心身の限界実験を見ているようで、心苦しくもある。
三千本を目指す数字をかかげたりエイミーさんはICHI-METERに
三千本までの数字をTシャツにペンでたびたび書き直したり
レフトからレーザービームのストライク本塁走者をアウトにしたり
エイミーさん母娘の姿とらへたりマーリンズ・パークの最前席に
イチローの出場試合を追ひかけてエイミー母娘は今日もフロリダ
イチローの不遇のときも見守れるエイミー・フランツ母娘かなしも
イチローに神が降臨してゐると大島康徳解説したり
完璧な安打なりけりイチローに「恐れ入りました」と大島は
歴史的快挙に出会ふ幸せを予感してをりテレビの前に
今日もまた五打席四安打イチローの快進撃にファンは狂喜す
イチローは今日も五打席四安打四十二歳もおとろへ知らず
イチローにまとはりつきてオスーナは日本語おぼえ技術を学ぶ
「イチローはわたしのししやう」オスーナの守備も打撃もめざましくなる
イチローは「しんどいけどね」とインタビューに「野球してゐる実感がある」