天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

スポーツの歌ー野球(5/5)

  甲子園で巨人が連勝したる夜のあすは負けてもいいやうな躁

                     楠田立身

  甲子園の夢のがしたる少年が夕べを帰る家の灯明り

                     横山裕

  胴上げの胴に触れ得ぬ選手らのあまた手のひら宙を圧し上ぐ

                     上田一成

  つひにわが踏むをえざりし甲子園の土をかき入れゐる敗者たち

                     竹山 広

  わかたけの腕しなはせて刺す竹の外角低めいつぱいをつけ

                     成瀬 有

  吒枳尼天(だきにてん)・豊川稲荷イチローの祈願のあれば涙ぐましも

                     天野 翔

  投手打者いづれの技も秀でたりMLBはオータニに湧く

                     天野 翔

  

ピッチャー