天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

なんじゃもんじゃ

深大寺のなんじゃもんじゃ

 調布市にある深大寺に行った。正式名称は天台宗別格本山浮岳山昌楽院深大寺天平5年(733)満功上人により建立され、法相宗を奉じた。慶應元年(1865)に一度、大火により堂宇の殆どを消失している。本尊は、恵心僧都作の阿弥陀如来像。他に白鳳時代の釈迦如来像がある。
道路はさほど渋滞していなかったが、境内が人であふれていた。特に蕎麦屋や喫茶店は、長蛇の列。歌など詠む余裕などなかった。深大寺の墓地には、石田波郷が眠っている。いつもは、この墓を訪れるのだが、今回はあきらめた。
高浜虚子の胸像の上には、藤棚から淡い紫の花房が垂れ下がっていたが、その横の「なんじゃもんじゃ」の大木には、純白の花が全面に咲き満ちてまぶしく、雪が積もったかと見まがうほどの圧巻であった。


 「なんじゃもんじゃ」について、広辞苑には、次の説明が出ている。
   関東地方で、その地方には見られない種類の大木を指して
   いう称。千葉県香取郡神崎町神崎神社境内のもの(くすのき)、
   東京都明治神宮外苑のもの(ひとつばたご)が名高く、その他
   筑波山のもの(あぶらチャン)、山梨県の鶯宿峠のもの
   (りょうめんひのき)などが知名。

 
  生れは甲州鶯宿(おうしゅく)峠に立っているなんじゃもんじゃ
  の股からですよ                山崎方代