2010-06-14 のりうつぎ ユキノシタ科アジサイ属の落葉低木。名前の由来は、この木の師部に含まれている多量の粘液物質を水に抽出し、製紙の糊としてつかったことにある。北海道ではサビタと言う。 藍深き水を見せつつ霧は散るさびたの花の白き崕(きし)より 尾上柴舟 逝く夏を惜しむ心に走り出づ湖近くサビタの花は散りをり 太田絢子 のりうつぎ白く咲きたる彼方より時々晴れて日の光りくる 中野菊夫