2011-07-01 道祖神 外来の悪霊をさえぎる神。旅行安全、防疫、縁結び、性、子供 などに関わる神とされる。古くは賽神(さいのかみ)と言った。他に、くなどの神、どうろくじん、ふなどの神 などの呼称あり。辻、村境、峠などに石碑、男女和合の神像、陰陽の形の石をまつる。 道なかに 人かへりみず たちつくす 道祖神(クナド)とわれと さびしと言はむ 釈 迢空 春浅き宵の水田の薄ら冷え道祖神(どうろくじん)の 太鼓はひびけり 木俣 修 ゆるやかに湖遠ざかる時逢ひて道祖神(くなど)欠けたり なほぞひそけき 山中智恵子