天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

すずらん

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 ユリ科多年草君影草とも。夏の季語になっているが、近所の草むらには、早くも花が咲いている。花や根に毒が多く含まれ、体内に入ると、嘔吐、頭痛、眩暈、心不全、血圧低下、心臓麻痺などを引き起こし、重症の場合は死に至る。日本在来種とヨーロッパ原産のドイツスズランがある。後者は観賞用に栽培され、花は大きめで香も強い。


    すずらんの花の丘より鼓笛隊     成田智世子
    育馬日誌野のすずらんを栞とす     小原啄葉


  鈴蘭の丹(たん)いろの果(み)は小鳥らも知らず人にも我は
  しめさず                鹿児島寿蔵