2016-05-21 赤翡翠(あかしょうびん) カワセミ科の鳥。北海道、本州に五月ころ渡ってきて、八月ころ南に帰る夏鳥。深い森林の渓流近くで繁殖し、巣を枯木の穴などに作る。昆虫、蛙、小魚などを捕食する。雨の日には日中も鳴くため、雨乞鳥、水恋(乞)鳥とも呼ばれる。なお、漢字の「翡翠」は本来青いカワセミを指すが、色の異なるショウビンにも熟字訓として用いられる。 一部落高処(たかど)に拠(よ)りて谷広し赤ショウビンは ただ一羽の声 植松寿樹 水乞鳥湍(たぎ)の水照(みでり)に眼は据ゑて時移るなし 青葉ひる凪(なぎ) 穂積 忠