これぞショータイム！
エンジェルスに入った大谷翔平は、先日投手として一勝目をあげたが、本拠地アナハイムに帰ってからインディアンズ戦で打者として見事な働きを見せた（現地4月3日）。指名打者として8番になった大谷は、初打席でスリーランを放ち、その後も二安打したのである。ＮＨＫ・ＢＳ１でテレビ解説をした新井宏昌と斎藤隆は誉め言葉を探して苦労していた。
スリーランを打ってダッグアウトに帰ってきた初ホームランの大谷を迎えた選手たちの祝福のしかた（サイレント・トリートメント）にも胸が熱くなった。ショータイムは翔平にぴったりのニックネームになった。
買ってきたテキーラ、ウォッカ、ウィスキーのうちからウォッカを選び、一人祝杯をあげた。
大谷のスリーランを見てとび上がり
ウォッカ・オン・ザ・ロックを飲みはじめたり
大谷の打順に満塁になりたるは神の与へしチャンスなりけり
ホームランあとのヒットにまた騒ぐ平凡なるは野球解説
大谷のバッティングにつき解説すほめてやまざる新井宏昌
最高の讃辞探して解説の言葉失ふ斎藤隆
三打席目は三振に倒れたり真ん中にくる球を見逃し
四打席目もヒット打ち打率はや四割四分四厘となる
翔平の今日は四打席三安打ショータイムなるスリーランあり
うま酒のウォッカ・オン・ザ・ロックに祝ひけり打者大谷の今日の活躍
翔平のショータイム見し観客は三万五千七人といふ
ホームランボールを持てる子供には何をわたすか交換用に
［注］右上の画像は、NHK・BS1のテレビ映像から借用したもの。
［追伸1］大谷のホームランボールは、少年から大谷に返され、大谷はバットにサインして
少年に手渡した。
［追伸2］翌日（現地4月4日）に、大谷は第二打席で2ラン・ホームランを放ち、同点に
持ち込んだ。連日のホームランであり、日米の野球界は大騒ぎになった。
