天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

馬酔木

大船フラワーセンターにて

 つつじ科。動物の呼吸中枢を麻痺させる有毒成分を持つ。わりと身近に見かけるように思うのだが、絶滅危惧種になっているらしい。


  磯のうへに生ふる馬酔木を手折らめど見すべき
  君がありと言はなくに   万葉集大来皇女


  馬酔木なす栄えし君が掘りし井の石井の水は飲めど
  飽かぬかも        万葉集・作者未詳


[戯言] レッドソックスとインディアンズとの最終戦。松坂の
    ピッチングを再放送でじっくり見たが、今までの負け癖
    スタイルはそのままであった。すばらしい玉を投げる
    こともあるのだが、それが続かない。キャッチャーの
    バリテックのリードに問題ありとみる。途中から投球
    パターンが固定してしまう。思考停止状態になる。
    もっと松坂の思い通りに多様な球を投げさせれば、松坂の
    良さがでる。このままでは、25日から始まるワールド
    シリーズで松坂が勝利を得ることは期待できない。
    それにしてもボストンのレッドソクスファンはありがたい。
    選手のミスにもひどい罵声を浴びせることなく我慢して
    応援している。自分がプレイしているつもりで見ている
    からだろう。ミスも不調も起こり得るのだ。