天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

がまずみの花

鎌倉大巧寺にて

 ガマズミはすいかずら科の落葉低木。秋に赤い実をつける。花期は5月-6月で、白い小さい花の花序をつける。秋にかけて果実は赤く熟し、食用になる。焼酎に漬ければ果実酒になる。


  かはづなく水田のさきの樹群(こむら)にししらしら見ゆる
  がまずみの花              長塚 節
                      
  がまずみの青実やうやくつぶらかに照りいでて谷地に夏は来向ふ
                      林 安一