天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

ロンドン・オリンピック

NHK

 TV観戦に日本中が睡眠不足になったようだ。休日には夜と昼とが逆転した。つまり夜起きて朝昼と寝る生活。月曜日の勤めがまことにきつい。開催式では、テームズ川だったか運河だったかをベッカムたちが高速ボートで運んでくる場面と、花火で灯火を形成していく演出に感心した。だが、競技が始まってみるとマスコミや解説者の楽観的予測と大きく違っていた。毎度感じることだが、選手たちに接触しすぎるのではないか。選手たちもマスコミに露出しすぎるのではないか。そこで異様に緊張が蓄積して、肝心の競技で失敗するのではないか。


  ラーユがない! ギョーザをショーユだけで食うオリンピック
  なんざ知ったこっちゃない          森本 平


  究極の平和と謂はめオリンピックの勝者のなみだ敗者のなみだ
                        秋葉四郎
  オリンピックの初日の雪の降るゆふべ子はあつさりと父になりたり
                        高貝次郎