2014-04-23 満天星(どうだん)の花 どうだん躑躅は、ツツジ科の落葉低木で四国には自生するが、普通は庭木や生垣にして観賞する。四月になると新葉とともに白色壺形の小花を下向きにつける。秋になると紅葉が見事。植物名はドウダンツツジ。なお更紗どうだんは本州と北海道の山地に生え、花は鐘形で淡黄色に紫紅色の条線がある。 春梅雨の止むとしもなき満天星のうつむく花に明らけく降る 福田たの子 石(いわ)ばしる垂水(たるみ)のほとりしぶきあびさらさどうだん たわわに咲ける 加藤克己 往還に見て忘れゆく辻の花更紗どうだん花ふりこぼす 藤井常世