中国原産。江戸時代初期の頃に渡来。一重と八重のものがある。梅とは関係なく、ジャスミンの仲間だが匂わない。中国では旧正月(2月)頃に咲き出すので迎春花と呼ばれる。鎌倉では、長谷寺や瑞泉寺で見たことがある。
白梅の蘂にとどまる朝日かな
水音は筧よりくる落椿
白梅の蘂がふれたり石の塔
白梅の蘂にいのちのみなぎりて御霊小路の朝日に震ふ
椿にも近親相姦ありにけり一木に咲くさまざまの色
黄梅の花咲く下の石段を女らがゆく水子地蔵へ
長谷寺に写経する人多ければ通訳したり般若心経
江ノ電に揺られてゆけば朝光(あさかげ)の海がまぶしい
建国記念日
紅梅に白梅ならび枝垂れたり目白むれ来て花をちらせる