天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

アガパンサス

大船フラワーセンターにて

 南アフリカ原産、ヒガンバナ科多年草。淡紫青色の涼しげな色彩からか、和名では紫君子蘭という。切花、花壇、鉢植 などにされる。実生では花が咲くまで4,5年かかるので、株分けして増やす。花言葉は「知的装い」。


  梅雨ぐもる庭の一隅茎たちてアガパンサス
  簡潔に咲く          岡野千佳代


  首折られて立つはアガパンサスの茎抗へば無視
  されて悲しく          岡井 隆