天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

菊芋

相模線寒川駅近くにて

 北米原産のキク科の多年草で根茎を果糖やアルコールの原料にするために栽培される。今では各地に野生化して、特に北海道に多い。茎の高さは2メートル近くにもなり、葉と共に粗い毛が生えている。秋に鮮やかな黄色の花を開く。


  バスの腹冷たきに身をさし入れて菊芋の花ふり返りたり
                     花山多佳子


  相模線路傍にむれて青空に黄をかかげたるキクイモの花