天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

神奈川の力石1

高島教授の著書

 日本の力石研究の第一人者である四日市大学・高島教授(医学博士)の著書『神奈川の力石』を見ながら、まだ出会っていない力石を探し歩いて、俳句や短歌を詠んでいる。ただ、高島先生から頂いたリストによると神奈川県だけでも423個もあるので、全部を訪ねるのは、多分不可能。
 鎌倉にもまだ見ていない力石がいくつかある。そのうち今回は、以下の四カ所を訪ねた。


十二所神社
     梅雨日照り糸杉下の力石
  つやめきて楕円形なる石あればこれぞと思ふ十二所神社
五所神社
  さりげなく板碑の前に置かれたる力石あり五所神社にて
[三栄稲荷]
  溶岩の一部とし見ゆ駐車場南西隅の小さき稲荷に
浄智寺
  浄智寺のいづくにか有る力石受付にても知らぬと言へり
  浄智寺の知る人ぞ知る力石受付小屋のすぐ裏にして


今回の印象を
     鎌倉の今日は七夕石めぐり
  説明もなく置かれたる石あればつやと形に見る力石
  ドデカミン・ストロング飲みひと休み次の目当ての力石まで
  鎌倉をめぐりて探す力石梅雨の晴れ間の今日は七夕


 実は浄智寺には二度訪れた。一度目は力石がどこにあるか分らなかったので、その旨高島先生に報告すると受付の裏側にあるとのこと。二度目に訪ねてやっと確認した次第。