天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

熱田神宮

熱田神宮

 稲沢に出張のついでに、熱田神宮に寄って初宮参りの下見をしてきた。年末年始の準備が始まっていた。


        本宮をカメラに納む年の暮
        年の瀬の様子見に来し神楽殿
        宮参り寒に耐へたる神楽殿
        銀杏の散りしままなる斎庭かな
        かむなぎの掃く手そろふも落葉掻
        たのもしき信長塀も師走かな
        別宮は孤独なるかな年の暮
        帰路急きて頬切る風や冬の月

   草薙の剣に依れる大神に行く末祈る初宮詣り
   枯松葉おとす揺さぶりゆさゆさと年の瀬を待つ菰巻きの松
   ぎんなんといちやう落葉のちり敷ける斎庭まぶしき南新宮