天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

神武寺

円覚寺の白蓮

 今日は会社を休んで、午後一時に短歌人の編集部の連中と逗子駅で待ち合わせ、湘南国際村センターへ夏の歌会の下見にゆくことになっている。それまでの時間を北鎌の円覚寺と東逗子の神武寺で過ごすことにする。円覚寺境内には櫻は多くない。時宗廟の満開の白蓮はみごとであった。
天台宗神武寺は、奈良時代に僧行基が創建し、平安時代に慈覚大師が中興した。三浦半島八景のひとつ神武寺の晩鐘としても知られる。寺域は羊歯植物の宝庫という。
 湘南国際村センターは躑躅の名所であり、以前一度訪れたことがあるが、今日いってみて驚いた。会議と宿泊の設備が申し分ない。金曜日の平日ながら稼働率100%である。ずいぶん人気が高くなっている。夏の歌会に向けての準備がこれから始まる。


     山門の屋根うるはしき櫻かな
     遠くから見るこそよけれ山櫻
     山櫻室町様の薬師堂
     山は不二花はさくらと岩に座す
     浮雲の縁かがやけり山櫻