天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

長久手古戦場趾

長久手古戦場公園

 名古屋に行ったついでに長久手古戦場公園を尋ねた。二度目である。小さな公園だが、紅葉がきれいであった。前回来たときは、郷土資料館が休みであったが、今回は開いていた。当時の武具が展示されているが、一階と二階だけの狭い展示室である。二百円の「長久手の戦」というパンフレットを買って読んだが、なんとも分かりにくい。長久手町教育委員会が編集発行だが、編集のしかたと文章がまずいのだ。町の専門家が書いたのか、やたらに細かい。一般読者にとっては全体の把握ができにくい。一生懸命読もうとするとこうした感想になってしまう。


     偲べとよさくら紅葉の古戦場


  家康が床机かまへし丘に立ち古戦場趾のもみぢ見渡す
  古戦場交流企画の展示ありワーテルローと小牧長久手
  古戦場白き石碑に映りたり両側に立つ紅葉の木々
  新走り芋焼酎の咽越しのさはやかなれば飲みすぎて吐く
  この後の生知らざれば無防備に飲みすぎて吐く地下鉄ホーム