天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

ヒメジョオン

上:姫女苑 下:春女苑

 今頃の野原や道端でよく見かけるが、名前を思い出せない花にヒメジョオンがある。姫女苑と書く。キク科の二年草で、北米原産の帰化植物ハルジョオン(春女苑)とよく似ていて紛らわしい。春女苑も北米原産だが多年草。姫女苑は春女苑より早く明治初年に渡来した。春女苑は大正時代に渡来し、東京で栽培されていたものが野生化、全国に広がった。花期は、姫女苑の方が早い。ここまで書いただけでもややこしいことが分かる。
 金沢文庫に行った際、隣の称名寺の境内を散策したが、偶然、池の畔に姫女苑と春女苑が隣り合って咲いている珍しい光景に出会った。


      永き日や鴨と家鴨と居眠れる


  ヒメジョオン隣に咲きしハルジョオン姉美しく弟(おと)
  恥らへり