天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

沿岸警備

湘南沖

 いつものように湘南海岸の沖には、大きな警備艇が一隻浮んでいた。江ノ島沖から密入国することがあるという話を以前聞いたことがあるが、まさかその監視ではあるまい。ヨットやカヌーなど海洋スポーツが盛んな湘南の事故に備えてのことであろう。念のためWEBで調べてみると、あった。横須賀海上保安部の業務の一環という。即ち、一部を引用すると、
「湘南地区を含む相模湾沿岸は、日本有数のマリンレジャーの活動が盛んな地域であり、特に活発な4月から9月の間、湘南及び三浦半島周辺海域に巡視艇等を前進配備するなどして、巡視船艇と航空機の連携した救難即応体制を強化しています。」


      ゆりかもめ海水浴の客を避け
      つぎつぎにサビキにかかる鰯かな


  波高き河口につどふサーファらいつせいに立ち浜にすべり来
  鈴鳴らしアイスキャンデー売りありく陽にかぎろへる湘南の浜
  ひも張れる柱の先に鴉ゐて海水浴の浜見下ろせり