天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

銚子ノ井

大町五丁目二番地

 鎌倉十井の一つ。鎌倉駅から逗子行きのバスに乗り名越の次の長勝寺バス停で下車。少し前方に歩くと路傍左側に家と家の狭間の木の根方にあった。この木を見上げると屋根の上方に白いもくれんの花が咲いていた。


      木蓮井戸の石蓋すこしずれ


  もくれんの根方に大き石蓋の見えて銚子の井を
  隠したり


  尋ね来し大町五丁目二番地の家の狭間に井戸
  見つけたり