天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

カラスムギ

葉山海岸にて

 イネ科の1,2年草。荒地や路傍にはえる。ヨーロッパから西アジア原産の帰化植物。麦とともにわが国に渡来したという。



  稔りの重さは忽ち喪失の軽さにてからす麦
  地にこぼれゐにけり      稲葉京子