天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

河津桜と菜の花

松田山丘陵

 JR御殿場線松田駅あるいは小田急線・新松田駅から徒歩で15分程度のところに、松田山ハーブガーデンがあり、その丘にはこの時期、河津桜と菜の花が咲きみだれる。平日か休日に関わらず大変な人出になる。毎年のように来てみるのだが、今年は目白の姿が少なかった。


    目白はや河津桜に飽きたらし
    咲きみちて河津桜のあつくるし


  丘の辺は八朔、菜の花、さくら花老人あまた揺らぎ歩める
  胡瓜揉み若布に和へて加へたる嚙みてすがしき中華の海月


 なお、河津桜と菜の花の情景は、伊豆の河津町の方がよく知られている。なにしろ規模が大きい。河津川沿いに桜並木と菜の花の土手が続く。