遊行寺の骨董市
境内で毎月、第一日曜日と第四土曜日に開催されることになっているが、その日に雨が降ったりすると、順延になったりするようだ。その場合には、出店数が少なくなる。
骨董市の開催日には、旧東海道遊行寺坂の遊行寺入口に、赤い幟が数本立つので、バスに乗っていれば分かる。
さくらちる魚鱗甲貝供養塔
稚魚群るる放生池の花筏
葉桜の風の遊行寺開山忌
古りて立つ赤きポストや花ふぶき
法要の読経ながるる遊行寺の骨董市は葉桜の下
ちる花の桜の下に並べたりこけしや根付、グラスのたぐひ
錆つける植木鋏や包丁を無造作に置く寺の境内
いつ誰が着しとも分かぬ古着類ひろげて売ればあはれなつかし
研ぎ出せば十分切れる包丁の錆びたるがあり一本百円
町にては不要になりし斧、玄翁 田舎人なら買ひもとむらむ