2010-04-18 たちつぼすみれ スミレ科スミレ属の多年草。日本を代表するスミレである。北海道から沖縄まで、ほぼ全国の山地に分布する。 万葉集には、菫(すみれ)を詠んだ歌が四首(うち一首は長歌)ある。短歌は次の三首。 春の野にすみれ摘みにと来しわれそ、野を懐かしみ 一夜(ひとよ)寝にける 山吹の咲きたる野辺のつほすみれ、この春の雨に盛りなりけり つばな抜く、浅茅が原のつほすみれ、今盛りなりわが恋ふらくは 一首めの山部赤人の歌はあまりに有名か。