天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

力石(ちからいし)を詠む(続)

『力石を詠む 第四集』

 四日市大学経済学部・高島教授から、『力石を詠む 第四集』を頂いた。力石について折に触れて詠んでこのブログでも紹介したわが短歌や俳句も掲載されていて、うれしいと同時に大変恐縮している。この集によると、文人も力石を詠んでいることがわかる。


     陽炎や土に埋もる力石     正岡子規
     春風や肩をはなるる力石    正岡子規
     下萌の大盤石をもたげたる   高浜虚子
     蟬なくや草の中なる力石    尾崎放哉
     初不動江戸のむかしの力石   戸板康二


 高島先生は、日本全国の力石を精力的に調査されている。みなさんの市町村の力石は、知られているだろうか、教えたい人、あるいはそれに関する短詩を詠んだ人は、高島先生の次のブログにアクセスされたい。
http://www.za.ztv.ne.jp/takashim/
あるいは、岩田書店から発行されている「日本の力石」シリーズ全25冊・別冊3をご覧頂きたい。まことに膨大な調査結果である。