天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

石の歌(2)

大磯高来神社にて

 力石(ちからいし)については、すでに2010年4月2日と6月7日のブログでご紹介したように、四日市大学経済学部・高島愼助先生(教授、医学博士)の日本全国にわたる精力的な調査研究があり、『力石を詠む』というシリーズがある。このたび第六巻が刊行された(十二月二十五日付、岩田書院)。恥ずかしながら、このブログでご紹介した私の詠草(短歌や俳句)も取り上げて頂いた。
 高島先生は、体育史学の観点から、老人や先輩の指導を受けて身体を鍛錬し力くらべに興じた力石を対象とされている。もちろん「弁慶の力石」のように大力豪傑の伝説にちなむ力石もとりあげておられる。日本全国に渡って調査されており、圧巻というほかない。(こうした業績に対して毎日郷土提言賞、三重県優秀賞を受賞されている。)
 たびたび訪れている神社などでも、今まで気付かなかった参道や庭の隅におかれている力石を発見して驚くことがある。例えば、十二月六日のブログでご紹介した大磯高麗山公園の紅葉狩り(13)の際に立ち寄った高来神社参道脇の力石もそうであった。その折の句を採録


     銀杏ちる村社にふたつ力石
     七五三村社にふたつ力石


 力石についてご興味のある方は、次のURLを訪ねてみて下さい。
高島先生の力石のURL: http://www.za.ztv.ne.jp/takashim/chikara1.htm