青葉木菟とも書き、アオバズクと読む。フクロウ科の鳥。わが国には、文字通り青葉の季節に渡ってきて、秋に南方へ去る夏鳥である。全長29cm。林に棲み、夜間に昆虫を捕食する。ホーホーと鳴く。
幼児はひとり寝につけり青葉木菟とほき木群(こむら)に啼き
そめしかば 木俣 修
わたり来てひと夜を啼きし青葉木菟二夜は遠く啼きて今日なし
馬場あき子
身を刺すは若葉のしづく木菟(づく)のこゑいま抱かれなば
にほひたつべし 藤井常世
五百ミリレンズのなかの青葉梟大いなる眼がわれを見てゐる
真鍋正男
(注)右上の画像は、BSジャパンの「野鳥」という番組の映像からのスナップショット。