天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

なんじゃもんじゃ

北鎌倉円覚寺にて

 関東地方で、近辺に見られない種類の大木を指していう。千葉県神崎神社のクスノキ明治神宮深大寺のヒトツバタゴ、筑波山のアブラチャン、山梨県鶯宿峠のりょうめんひのき 等。なお、右の画像は、鎌倉円覚寺境内のヒトツバタゴである。


  おろかなる争ひなるかも神崎のなんぢやもんぢやの
  木が笑ふべし            佐佐木信綱


  名を問へばなんぢやもんぢやの木ぞといふ白き花咲き
  目につく一本            若山喜志子


  生れは甲州鶯宿(おうしゅく)峠に立っているなんじゃ
  もんじゃの股からですよ        山崎方代


 山崎方代の歌は、よく知られている。