天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

弁慶草

大磯にて

 ベンケイソウは葉が対生し,雄しべは花弁より短く,花弁の色は淡紅色。オオベンケイソウは,葉が 3 枚輪生ないし対生し,雄しべが花弁より長く,花弁の色は赤桃色。明治時代以降に,中国・朝鮮半島から伝来したという。引き抜いても折ってもしおれず、それを再び土に挿せば根付く強い草なので、武蔵坊弁慶にあやかって、この名がついた。別名「活草」(いきぐさ)。右の画像は、大弁慶草。


     雨つよし弁慶草も土に伏し          杉田久女
     歌棄(うたすつ)や星のごと咲く弁慶草    角川源義