2013-05-30 空海 弘法大師。讃岐出身。15歳の時、母方の伯父について京都へ遊学。18歳で『三教指帰』の原本を著し仏教に入る。30の時遣唐使として唐に留学、青龍寺の恵果について密教を学び、3年後に帰国。高野山、東寺を密教の根本道場として、各地を巡歴した。その足跡と多才はよく知られている。 遍路路を照らして音もなく青き空海のそら、一遍のそら 高野公彦 空海の御仏像の若くして寄り添ひみれば仄かに笑まふ 倉地亮子 空海の筆の跡にし空といふ字のなかに空気の泡が残れる 森岡貞香 空海の生れしさとの善通寺おだやかにして塔のおもかげ 香川 進 空海の筆の動きを模する今拡がりて来る爽やかさ何故 大野利夫