天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

弥勒菩薩

醍醐寺(BS朝日の放映画像から)

 兜率天(とそつてん)に住み、釈迦入滅から56億7千万年後にこの世に下り、釈迦の救いに洩れた衆生に竜華三会(りゆうげさんね)の説法をする未来仏。


  我が恋のかねのみたけのかねならばみろくのよにもあはましものを
                夫木抄・源 仲正
  常乙女(とこをとめ)にほふ姿の極りに弥勒菩薩ををろがみまつる
                   初井しづ枝
  ひそかなる仏師の恋のかなしみか弥勒は清き唇たもつ
                   馬場あき子


[注]昨日から4泊5日で、彦根、浜松に出かけています。