2014-01-27 笹鳴 冬になると鶯は藪をくぐったり、庭の隅の低い枝を飛び移って石を打ち鳴らすような地鳴きをする。これが笹鳴であるが、幼鳥の鳴き声とされ、「笹子鳴く」という傍題もできた。実際には幼鳥に限らず成鳥も同様な鳴き方をする。冬の季語。以下に川崎展宏の笹鳴の俳句を全てあげておく。 笹鳴を聞くや面を白うして 笹鳴や万年筆が見つからぬ 笹鳴や学習院を通り抜け 笹鳴や小町通りをそれてすぐ 近くまで来てゐる笹子水仕事 笹子鳴く鳳凰三山よく晴れて