天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

姫女苑(続)

、「ヒメジョオンー Wikipedia」から

 キク科ムカシヨモギ属の植物。同属のハルジオンと共に、道端でよく見かける雑草である。北アメリカ原産。白い花を咲かせる一年草ヒメジョオンとハルジオンは、花がよく似ていて混同されることがある。似ているが,花が 一、二 カ月程遅く咲き始め夏の終わり頃までと長いことや,ハルジオンのつぼみは下向きにうなだれているのにヒメジョオンは上を向いていることなどの点が異なる。
日本には1865年頃に観葉植物として導入され、明治時代には雑草となっていた。「ヒメジョオン」は漢字に直すと「姫女苑」となる。「姫」は「小さい」、「女苑」は「中国産の野草」を表す。


     義民のことなど八月の姫女苑     飯田龍太
     ひめぢよをん路地は働く人ばかり   神尾季羊


  ひめぢよをん手折りあつめし束もちてしばし白砂の
  あかるさにゐる             阿木津 英


[注]2011年5月21日にもとり上げているが、その補足である。
   画像は、「ヒメジョオンWikipedia」から借用した。