天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

「鴫立庵」

パンフレット

 大磯に遊んだ時には、帰り際に鴫立庵に寄って投句箱に、その日の嘱目詠を入れてくることが多い。選者は、第二十二世庵主・鍵和田釉子さんである。今年の入選句が載っているパンフレット「鴫立庵」平成27年11月号が送られてきた。わが入選句は次のもの。


     アオバトの群れきて飲むよ青葉潮   天野 翔


 「鴫立庵主閑話」に、第九句集『涛無限』が第五十六回毎日芸術賞を受賞した、と書かれている。句集名は庵主がこよろぎの浜で西行祭の献詠句として詠んだ
     円位忌の波の無限を見てをりぬ
からとったとのこと。
 大磯西行祭は毎年三月に開催され、献詠の俳句・短歌が募集される。一度参加してみたい、と以前から思っているのだが、いざとなると億劫になる。新年は3月27日(日)午後2時から、となっている。