アオバト(続)
ハト目ハト科アオバト属に分類される鳥。本州、四国、九州で繁殖する留鳥。その啼き声が「アーオーアーオー」と聞こえることろから、アオバトと呼ばれるようになったという。森林に生息しているが、塩分やミネラル補給のために春から秋にかけて海岸に現れることがある。神奈川県大磯町の海岸では、アオバトが連日、群れで森林伝いに飛来し、海水を飲む行動が頻繁に観察される。この記事は、2009年7月17日の続編である。
アオバトがごくごく飲むよ春葉潮
存分に潮飲みたればいつせいに岩礁(いくり)とび立つ
アオバトの群
巣を守る雄に替りて帰り来し雌が巣に入る奥多摩の森
アオバトの雌と雄とが交代にピジョンミルクを雛に与ふる
大磯に潮飲みにくる春先のアオバト襲ふ一羽ハヤブサ
襲ひくるハヤブサの爪を逃れむと羽根を散らせり一羽アオバト
みどり濃き森を出づればアオバトの姿目立ちてハヤブサの的
台風の波におぼるるアオバトをハヤブサおそふ大磯の海