天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

相模国・六所神社

六所神社にて

 テレビ朝日の「ぶっちゃけ寺」で、出雲大社の特集を見た際に、分社が大磯にもあることが、チラっと紹介されたので、出かけた。この六所神社は、櫛稲田姫命を祖神とし、その氏族が出雲からこの地に移住した。神としては718年に現在地に鎮座。一之宮寒川神社 ( 寒川 ) 、二之宮川勾神社 ( 二宮 ) 、三之宮比々多神社 ( 伊勢原 ) 、四之宮前鳥神社 ( 平塚 ) 、平塚八幡宮 ( 平塚 ) の分霊を合わせて祀り、相模国総社六所神社と称されるようになったという。本殿にかかる大注連縄は、出雲大社の担当部門で製作されたもの。

    
     うららかや大注連縄の下に佇つ
     うららかや大注連縄を自画撮りす


  いにしへの森のなごりをとどむるか くぬぎ、スダジイ、銀杏の大樹
  大きさは杵築(きづき)のものの半分か大注連縄の下に鈴振る
  相模路や出雲大社の分身の六所神社に春詣でたり
  さねさし相模の国のこゆるぎの六所神社にわれら礼せり
  本殿のうちに祝詞のこゑありてお祓ひうくる人身じろがず
  スマホ付きスティックかかげ本殿を背にして立てり老人ひとり