天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

晩秋の鎌倉湖畔

鎌倉湖畔にて

大船から鎌倉湖畔循環バスに乗って、鎌倉湖(散在ケ池: 2007年6月25日でご紹介済み)の紅葉狩りに出かけた。実は鎌倉瑞泉寺あたりに行きたかったのだが、大船駅で待っていた鎌倉方面行きの電車が、通勤並みに混み合っていて、とても乗車できる状況になかった。鎌倉は日本有数の観光地であり、紅葉の季節ともなれば、混雑するのは分かりきっている。あっさりあきらめて行く先を変更した次第。
この池(湖)は作られた当初から湧水が多く、中心あたりは急に深くなっているため、昔から子供の水死事故が絶えなかったという。この日も子供たちが寄ってくる数多くの鯉たちに餌を投げていたが、大人がついていたので事故はないだろう。湖畔の森で見かけられる小鳥が看板に紹介されていた。次のような多種類がいるようだ。
ホオジロカワセミコゲラメジロ、モズ、コジュケイ、ヒバリ、コカワラヒワ、エナガシジュウカラサンコウチョウキセキレイ、カケス、ルリビタキキジバトオオルリ など。
それぞれの鳴き声も紹介されている。


     鎌倉へ電車混み合ふ紅葉狩り
     鏡なす鎌倉湖畔紅葉映ゆ
     坂登りふり返り撮るもみぢかな
     紅葉の湖畔をめぐる山路かな
     息切れて座る山路のもみぢかな


  この森の小鳥さまざま啼き声を書き記したる漢字カタカナ
  見慣れたるメジロの声を表せば「長兵衛・長兵衛・長忠兵衛」
  キジバトの地鳴きは「グルル」さえずれば「デデッポッポー
  デデッポッポー」


  聞き慣れぬサンコウチョウのさえずりは「ツキヒホシ・ホイホイ
  ホイ」とあり


  さまざまの虫たちも棲み年年の落葉を食みて土に還すも