天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

新春の吾妻山

吾妻山の頂きにて

閑話休題
新聞の朝刊で二宮町吾妻山の菜の花が満開とのニュースをみたので、さっそく出かけた。山頂の菜の花畑は、年末年始には花が咲き始めることで有名。私がこの山に登るときは、通常は梅沢口からゆるやかに時間をかけて登るのだが、今回はがんばって役場口から急坂を一気に登った。水仙の咲く斜面を見、吾妻神社に回り展望台へと歩いた。北には大山、西には富士山、南と東に相模湾と360度の展望を楽しんだ。菜の花畑は展望台下に広がる。
菜の花越しに見る冠雪の富士山は右のとおりで、定番の撮影スポットからの景色。さすがに大勢の人たちが来ていた。
小学校横の町民会館では、近所の商店街が出品していたので、地元の海産物を二、三品買って帰った。久しぶりに大吟醸「獺祭」三割九分磨き(山口県旭酒造)を飲んだ。


     裸木のクヌギ、コナラや春を待つ
     初春の菜の花越しに富士の峰
     しゃがみ撮る菜の花越しに富士の峰
     吾妻山なだれて咲ける水仙


  水仙の咲けるなだりをのぼり来て菜の花越しに見る富士の峰
  菜の花のかなたに光る相模灘大島隠すほどにまぶしき
  初春の富士に菜の花、水仙花 この日を祝し「獺祭」を飲む
  これがまあアメリカ大統領なるか公然と吐くきたなき言葉