天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

湯河原梅林

湯河原梅林にて

標高625mの幕山の麓に広がる湯河原梅林については、何度もこのブログで取り上げているのだが、初公開されたのが平成8年だったとは知らなかった。十五歳以上の入園料200円は、変っていないようだ。夜に湯河原温泉に宿泊するとこの入園料は返却されるらしい。
当たり前だが、この時期の来園者の数は大変多い。自家用車で乗り付ける人たちも多く、近くの6か所の駐車場は満杯。空きを待つ車の列が延々と続く。バスの運転手さんの話だと、一時間半は待つことになるので、バスを利用した方がはるかに便利とのこと。バスだと優先的に道路を通してくれるのだ。
約4000本の梅には、紅梅、白加賀、十郎、淡路枝垂、輪違い などがある。ただ今回は休日でもあり一段と混雑していたので、梅の種類を楽しむことなく、一巡するだけで早々に引き上げた。夜にはライトアップされるので一度はそれを見てみたいものだが、いまだ実現しない。


     梅林や外より内の豪華なる
     幕山のふもとは梅の宴かな
     湯河原や梅の宴とひな祭り


  幕山の梅の宴に入らむと車は長き列をなしたり
  幾重にも棚引く梅の花の雲山のふもとを輝かせたり
  湯河原の野山にも飛ぶ杉花粉忘れてあるく梅林の道